2014 自由民権運動と井上外交 解法のヒント


【解法のヒント】

問1 川上音二郎

問2

下線部(a)が象徴的に表現していることを説明する。

具体的かつ簡潔に!

「堅い上下角とれて」って何だ。

上下は裃とも書くが、江戸時代の武士の正装である。それを知っていれば、武士身分が解体され文明開化によって服装が変化したことを推測できるだろう。少なくとも、封建的身分制の撤廃が説明されていれば十分。

問3

欧化政策の目的にあたる部分として、井上外相が領事裁判権の撤廃を主眼とする条約改正交渉を進めていたことが書ければよい。

他の設問とのバランスを考え、ここで字数を確保したなら、井上外相の交渉内容を、改正の条件などを含め、書いてもいい。

問4

「壮士芝居」が登場してくる政治的な背景と意味。「壮士芝居」登場の演劇史上における意味

ここは、自由民権運動が高揚したこと、意味として、民権思想を人々に広める目的があったことが書ければよいだろう。

また、「壮士芝居」登場の演劇史上の意味としては、新派劇発展の基礎を書ければ良い。

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