2004 沖縄返還


沖縄に配備されている核ミサイル、これをどうするか?沖縄返還のときに、この核をどうするか?佐藤栄作首相にとって大きな決断となる。一か月後の国会答弁で佐藤首相は述べた。

核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」という非核三原則を繰り返し答弁するようになる。

この時期、何故に非核三原則を公言するようになったのか?それは後ほどわかることになる。

【解法のヒント】

問1

この日米共同声明で合意された内容とその結果を簡潔に述べる。

合意された内容として→沖縄の施政権、そして沖縄返還協定が締結されて返還された。

問2

沖縄返還が促進することになったある事情

ある事情とは、ベトナム戦争である。ベトナム戦争にともなう基地用地の接収やアメリカ兵の犯罪の増加があり、祖国復帰運動が本格化していた。

アメリカが沖縄返還により事態の打開を図ろうとした理由は何か!

⑴住民の反米感情を緩和したかった。

⑵安保体制のなかで日本の役割分担を見直すこと。

問3

沖縄返還をめぐり争点となった二つの問題は何か。

いかなる形で日米間で合意されたか、返還後どうなったかを具体的に説明する。

条件として、声明の⑺⑻を読みながら。

米軍基地問題と核兵器問題を指摘し、「核抜き・本土並み」での返還が合意されたことが説明できればよい。

問4

沖縄、小笠原の返還にかかわって、佐藤内閣が打ち出していた「日本政府の政策」とは何か。

非核三原則を説明すればよい。